プロジェクトLUPINES

Lupinesについて

Lupinesとは、有用植物資源研究のため地域連携機構のメンバーが共同で開発した “Local Useful Plants with Intelligent Networks of Exploring Surface” と名付けた研究プラットフォームの略称です。マメ科のLupinus(ルピナス)属の英語Lupinesに懸けています。英語の発音ではルーピンズとなるのでしょうが、このプロジェクトでは「ルピナス」と呼ぶことにしています。

Lupinesプラットフォームは。植物の種に関する、名称、学名、分類、特徴、利用法などの様々な情報を集約した植物データベースと、確認された自生地やその場所の微気象データなどを集約した地理情報システム(GIS)とが連動したものです。これにより幅広い学際研究が可能となりました。その後の一連のプロジェクトを「プロジェクトLUPINES」と名付けています。

プロジェクト1(平成22-23)

総務省SCOPEの補助金を得て、「地域植物繁コンテンツの拡充と利活用を促進する地域フィールド活動支援プラットフォームの研究開発」と題し、Lupinesそのものの開発を行いました。

Lupines WEB

プロジェクト1の成果として平成24年から運用を開始しました。

プロジェクト2(平成24)

総務省SCOPEの第二弾として、「救荒植物栽培適地評価システムと森林資源をリアルタイムに公開する地域基盤情報システムの研究開発」を実施。江戸期の文献に残る救荒植物の現代的評価を行いました。

成果普及ワークショップ(平成25)

プロジェクト2の成果をもとに、県内6カ所で「郷土の植物再発見-食文化観光の開拓-」と題する、連続ワークショップ<食のキャラバン>を実施しました。

プロジェクト3(平成25-29)

文科省科研費Aの採択を得て、「地理情報システム利用によるレアプランツのインベントリーと有用性・安全性の評価」と題する海外調査を実施しました。

プロジェクト4(平成26-28)

文科省科研費Bの採択を得て、「新アグロフォレストリーのための森林・有用植物資源の賦存量の評価・予測モデルの構築」と題する研究を実施しました。無人機による低高度空撮による画像解析がひとつの柱です。

 

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