地域共生センター

地域教育高度化研究室

明日の学校教育を創る地域発学校教育イノベーション

現在の教育現場では、グローバル化や情報化、技術革新などの急激な社会変化に柔軟に対応でき、新しい未来を主体的に切り開いていける若者を育成することが急務となっています。このような課題に対応できる学校教育を実現するためには、地域の学校や教育機関との協働により、高度な教育実践手法の開発が不可欠です。


研究目的:地域教育高度化研究室の目指すもの

  1. (1)高度な教育実践手法の開発

    (2)教師の自己成長のための方法の創出

  2. (3)教師や学校、教育機関に対する効果的な支援の在り方に関する研究

研究内容:地域との協働による教育の高度化

当研究室は、教育実践の高度化(Excellence in Education)を実現するために、以下の3つのテーマで研究を進めます。

(1) 教科教育の高度化に関する実践的研究

 教科教育における理論と実践の往還により、指導実践の高度化及び教員の成長に関する研究として、当面は英語教育の高度化に関する研究を行います。

研究テーマ

◯「コミュニケーション能力を育成するための英語教育の高度化に関する研究−香美市の保幼小中における一貫したカリキュラムと指導法の開発−」;客員研究員 田村香江(香美市教育委員会 教育振興課 学校教育班 指導主事)
◯英語授業の幹プロジェクト

(2) 新しい学びの手法に関する実践的研究

 主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニングの視点)や学校教育におけるICTの活用などから、子どもたちの学びの過程を改善するための研究を行ないます。

研究テーマ

◯「国際バカロレア教育の導入と展開−高知国際中学校におけるMYPの授業設計の協働に関する研究−」;客員研究員 宅明健太(IB教育推進室・高知西高等学校教頭)
◯山田高等学校 「学校教育におけるICT機器の活用に関する研究」

 

(3)学校マネジメントの高度化に関する実践的研究

 教育行政や学校におけるマネジメントの高度化に関する研究を行ないます。当面は、香美市教育委員会、山田高校、山田養護学校との協働による香美教育コラボレーション会議を通して、現状のニーズや課題の把握・分析を行います。

研究方法:教室で成長する教師

 日頃の授業や業務に何か新しいものを加えるのではなく、それらの中に研究テーマを見つけていきます。その点で、研究室で行われる理論的あるいは実験的研究とは異なり、教師が教室で生徒に教えながら自ら学ぶことを重視します。いわゆる“On the job”の状況で、日常の実践や出来事、それに対する振り返りや省察を通して、教育実践の高度化の手法を探究していきます。

研究室長から

 学校教育は未だに全てのことに「正解」があり、それを覚えるための教え方をしているように見受けられます。しかし、それだけでは解決できない問題が山積しているのが21世紀です。正解のない問題について、子どもたちが、自分なりの考えを持ち、みんなと話し合い、より良い解決策を創り出していくことができるようになるために、学校は何ができるのでしょうか。教師はどのような役割を果たせば良いのでしょうか。
 子どもたちは、元気で、熱意に溢れ、生き生きと学び続ける先生と一緒に学びたいはずです。地域教育高度化研究室は、そのような生涯自らも学び続ける先生をサポートし、共に時代に寄り添う新しい教育を創り出していける場所でありたいと思っています。

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