里山に建てた社殿が高知県知事賞を受賞

里山プロジェクトで、社殿を建築している、 渡辺 菊眞 准教授(システム工学群 環境建築デザイン研究室)が設計、デザインし、同研究室の学生達延べ20人が施工した「分割造替 金峯神社-里の拝殿-」「森の本殿-彼方の聖山-」が、高知県の地域と環境に根ざした優れた作品を表彰する「高知県建築文化賞」の最高峰である高知県知事賞を受賞しました。

左「分割造替 金峯神社-里の拝殿-」、右「森の本殿-彼方の聖山-」

本賞は、高知県建築士会等で構成される実行委員会が2年に1回開催し、2013年9月以降の4年間に県内で完成した建築を対象にしており、今回18点の応募の中から選出されました。

昨年、江戸中期に建立された当金峯神社は神殿の老朽化に伴い、渡辺准教授と学生が建て替えに協力し、車が入れない山間の斜面に立地する現場の対策として、スチールパイプ等を用いた簡素な造りで、本殿と拝殿に分け建設する分割造替手法で施工しました。本殿は車輪付きで仮置きし、整地後に元の位置に移動させ、ふもとに設置した仮神殿は御神体を移した後も高齢者等が容易に参拝できる拝殿として今後活用されます。これら過疎集落の実情に合わせた建築手法、活用方法が高く評価され、今回の受賞に至りました。

審査員から、「簡素極まる仕様の神殿は驚きと同時に原初的な力強さにあふれている」、「継続的な更新による持続可能性を提示し、過疎地での新たな建築への向かい方」等、高く評価されました。

渡辺准教授は「過疎地で存続が難しい神社は沢山あると思いますので、今回の受賞を機に可能な建築手法が提示でき、それが評価されたことを大変嬉しく思います」と語り、施工者として受賞した研究室の学生 システム工学群4年生の三島 宏太君は「急な斜面での安全確保も大変だった。困難な現場で実際に設計から施工まで携わる貴重な体験ができ、沢山のことを学びました。苦労した分、栄えある最優秀賞の受賞は大変嬉しいです。今後も専門性を磨いていきたい」と喜びと今後の抱負を語ってくれました。

本学サイトから引用 /引用元:https://www.kochi-tech.ac.jp/news/2017/003685.html

 

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