地域連携機構 補完薬用資源学研究室 渡邊 高志 室長の研究グループは、平成22年度以来、地域連携機構の植物資源戦略の一環として、高知県の有用植物を全域にわたって精力的に調査してきました。
その成果として一昨年、有用性の観点から選抜した植物354種についてガイドブックを刊行し、県内の図書館、関係施設に無料で配布しました。
刊行後の反響は大きく、「購入したい」「ぜひ発売して欲しい」と、本書の購入を希望されるお声が引き続き多数寄せられたため、このたび正式に発売することとしました。
本書は、西部の高岡郡梼原町・中部の香美市香北町谷相・東部の室戸市での植物調査をもとに、その周辺の身近な野草・薬草などを選び、さらに各地に自生する植物に関する言い伝えや食経験などをコラムにまとめ収載されています。
季節によって姿を変えていく植物を、野外で観察する手掛かりになるよう形態的特徴の記載文と合わせた写真を掲載し、身近な場所で見られる植物の様々な魅力を知るきっかけとなる一冊です。
印刷・発売元:株式会社 高知新聞総合印刷
金額:本体2,000円+税
※高知県内の主な書店で販売中。 今後、インターネット通販サイト「Amazon」でも販売予定です。