地域連携機構 活動総括連続セミナー(第9回)を開催しました

地域連携機構では、公立大学法人第一期中期計画の最終年度をむかえるにあたり、設立からこれまでの活動を総括するため、地域連携機構各研究室の研究・実績の成果や課題をめぐる連続セミナーを開催しております。

9回目となる今回は、下記の内容でご講演頂きました。

日時:2014年10月21日(火)13:10~14:40
場所:高知工科大学 K棟3階K-HALL
講演内容:
熊谷 靖彦 地域ITS社会研究室/地域公共交通研究室 室長/教授
「地域の交通インフラに関わる10年間の成果」

講演では、キャッチコピー「草の根 ITS」を掲げ、地域固有のニーズに根ざし、保守コストや運用体制までの考慮、ハイテクのみに依らずローテクも取り入れたハイテキ(適)技術の採用をし、地域社会の改善に実効を上げることを目指した10年間の取り組みについてご講演頂きました。

高知県の道路交通の問題は、中山間交通や高齢者事故などの過疎高齢化に関する課題、狭隘道路や公共交通不足などのインフラ不足に関する課題、そして、台風、よさこい、お遍路などの一時的事象に関する課題に大別され、これらに取り組むためのITSの指針は、第一に実用化を大前提とし、第二にニーズを最優先し、第三にとにかく低コストということ、そして第四に、主役は現場であり、大学は潤滑剤という産官学共同のオープンな取組が不可欠と考え、道路管理会社と施工企業の間に立って、仕様の具現化に務め、実用開始後は支援に努められました。
こういった成果のひとつが、狭隘道路で対向車の接近を警告する「ゆずりありロード支援システム」です。本システムは高知県内はもとより徳島、愛媛、静岡など6県数十箇所で導入が始まっており、地道な活動の成果が高知から全国に広まっています。

講演最後の「これからも、青臭いけど感動のある仕事を続けていきたい」という言葉がとても印象的でした。

次回は下記の内容で開催する予定です。
日時:2014年11月21日(火)13:10~14:40
場所:高知工科大学 K棟3階K-HALL
講演内容:
村瀬儀祐 財務会計研究室長/教授
「財務会計の観点から見た機構の活動評価」(仮題)

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