木灰と消石灰のみを用いた 舗装用コンクリートブロックの開発

高知工科大学紀要 第13 巻1号 2016.7.29 より

大内雅博, 永野正展, 片山辰諒, 高山大輝,奥田竜二

要約 林業の振興を意図して、木質バイオマス発電によって発生した木灰に消石灰と水と混ぜることにより、セメントを使用せずに強度を発現する、簡易舗装用のコンクリートのブロックを開発した。圧縮強度は 2N/mm2 以上となった。断面を正六角形にすることで、型枠内に充填しやすく、締固めやすくなった。即時脱型法を採用することにより、ブロック製造の効率化を図り、必要型枠数を大きく削減した。敷設したブロックの上に軽トラックを繰返し走行させ、自重による破壊は生じないことと、変位を拘束することによりひび割れや欠けを防止可能であることを確認した。

⇒報告書PDFを開く