高知工科大学紀要 第14巻1号 2017.8.31 より

児玉 翔, 澤田真衣, 川村日成, 五艘隆志
要約 高知県香美市土佐山田町佐岡地区を対象フィールドとした “里山基盤科学技術の社会実装モデルプロジェクト” の一環として、同地区を中心とした物部川支川 · 後入川流域に設置されている水路の位置 · 流量や農地等での利用状況といった水資源利用状況を実測調査により把握した。さらに、調査によって得られた情報から、今後整備が予定されている活動拠点で実現可能な水資源利用計画を検討した。その結果、2016 年度現在においても水路には十分な量の水が供給されており、活動拠点整備予定地での生活用水や農業用水、小水力発電として利用することが可能であることが確認された。