地域連携機構長挨拶

 高知工科大学地域連携機構は、2009年度の公立大学法人化を契機として、地域との連携を一層強化することを意図して設立されました。
 地域連携機構は、多彩な分野の先端研究を地域に活かす「連携研究センター」、文理統合による社会シミュレーションと政策・経営ソリューションの創造を目指す「社会マネジメントシステム研究センター」、地域連携機構の活動の社会実装に向けた体系化を目指す「社会連携センター」、地域の暮らしや文化の価値を再発見し、次の世代の育成や持続可能な地域社会の継承にむけた試みに挑戦する「地域共生センター」の4つの研究センターと、地域教育との連携を課題とする「地域教育支援センター」により構成し、設立以降、地域とのつながりの強い専門分野の教員を集約することで地域連携に力を注いで参りました。
 その結果として、スラリーアイスを使った生鮮魚類の鮮度保持や凍結濃縮、高知県などの地方の道路事情等に即した交通システムを提起した「草の根ITS」、脳ドッグデータの活用により健康寿命と運転寿命の延伸を目指し超高齢社会を活性化させる試み、地域防災システムや地域情報通信、有用植物資源、木質バイオマス発電や木質ペレットの普及促進など、それぞれの教員の専門分野に基づく具体的な成果を発信してきました。
 本学では、それぞれの教員の専門性を極限まで追求しつつ、それに基づいて地域に貢献していくという方針を打ち出しています。この方針に則り、高知県が抱える様々な課題の解決に寄与していくことを目標とするなかで、例えば、地域の里山フィールドの課題等を工学の専門性を発揮することで解決を目指す里山工学など、今まで存在しなかった新たな研究領域として注目をされる取り組みも始まっています。
 地域連携機構は、大学の社会貢献に対する強い要請に応えて、高知工科大学らしい専門性に根差した地域貢献のあり方を今後とも追求したいと考えています。地域の皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2018年4月

 地域連携機構長 岩田 誠

  地域連携機構長補佐 木村 良

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