地域連携機構長挨拶

 

 高知工科大学地域連携機構は8年前の公立大学法人化を契機に、地域との連携を一層強化することを意図して設立されました。この間、地域とのつながりの強い専門分野の教員を集約し地域連携に力を注いできており、スラリーアイスを使った生鮮魚類の鮮度保持や凍結濃縮、高知県の道路事情に合わせた地域交通システムいわゆる「草の根ITS」、脳ドックと高齢者の交通安全、地域防災システム、地域の情報通信、有用植物資源、木質バイオマス発電や木質ペレットの普及促進など、それぞれの教員の専門分野で具体的な成果をあげて参りました。
 2015年4月には、高知工科大学は高知県立大学と一法人化し、高知市中心部の永国寺キャンパスも加わって再出発することになりました。永国寺キャンパスには地域連携機構のオフィスも設置し、他大学との相互連携を深めるとともに、高知県がキャンパス内に設置した「高知県産学官民連携センター(ココプラ)」との協力などを通じて、さらに一層関係機関との連携を深めていける環境が整いました。さらに今年度からは、地域教育支援センターが附置されることになり、地域の教育との連携を一つの大きな課題として取り上げることとしました。
 本学では各々の教員の専門性を極限まで追求しつつ、それに基づいて地域に貢献していくという方針を打ち出しています。このような大学の方針に則り、また、高知県が抱える数々の課題の解決に寄与していくことを目標に、昨年度からは里山工学の推進を掲げて、地域に存在する里山というフィールドの中で、工学系の教員を中心にどのようにその専門性を発揮できるのかを実践の場で追求するというプロジェクトが始まりました。地域の大学ができる社会貢献のモデル実践事業として、地域連携機構としても積極的に推進し、支援していきたいと考えています。
 本学は、今年度で開学20周年を迎えます。大学の社会貢献に対する強い要請に応えて、高知工科大学らしい専門性に根差した地域連携のあり方を今後とも追求していきたいと考えています。関係者の皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2017年4月

地域連携機構長 木村良地域連携機構長 木村良

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